譲 「静・・・。無事だったんだな。良かった。」 静江「私は静ではないわ。静江よ。上田静江。あなたが玄関先で倒れていたから姉さんと運んだのよ。」 譲 「君は静じゃないの?・・・あっ、傷がない!ナイフで刺されたはずなのに!一体どうなってんだ。」 静江「大丈夫??ちょっと落ち着いて!」 譲 「記憶はしっかりしてるよ。1988年7月18日生まれの、蟹座の・・・・」 静江「1988年生まれだなんて今から40年以上も先の話じゃない。今は昭和20年よ。」 譲 「何バカな事言ってるんだよ。そんなわけないだろ・・・」
譲 「何だよ、これ?」 静江「空襲警報じゃない!!早く避難するのよ!!」 譲 僕はこれで実感した。本当に昭和20年。太平洋戦争の真っ只中に来てしまったのだと。これをタイムスリップと言うのだろうか。人が目の前でバタバタと死んでいった。虫けらのように・・・・ 僕は初めて知りました。人は簡単に死ぬんだ。しかも一瞬で・・・・
静江「ねぇ、未来の日本は楽しい?」 譲 「食べたい物はすぐに手に入るし、携帯のメールって機能があるから手紙も書く必要ないんだ。」 静江「未来の日本は何でも簡単に出来るんだね。・・生きていくのも簡単なんだろうな・・・」 〜 譲 「え?」 静江「私達は明日どうなっているのかわからない。一日一日生きていくのが精一杯。いいな、未来の人は好きな人とずっと一緒にいられるのね。私も、そんな時代に生まれたかったな・・・」 譲 「・・・・」
目を覚ます譲。
一体どうなってしまったのか分からない様子。
そこには看病をしていた静江の姿が。
譲 「静・・・。無事だったんだな。良かった。」
静江「私は静ではないわ。静江よ。上田静江。あなたが玄関先で倒れていたから姉さんと運んだのよ。」
譲 「君は静じゃないの?・・・あっ、傷がない!ナイフで刺されたはずなのに!一体どうなってんだ。」
静江「大丈夫??ちょっと落ち着いて!」
譲 「記憶はしっかりしてるよ。1988年7月18日生まれの、蟹座の・・・・」
静江「1988年生まれだなんて今から40年以上も先の話じゃない。今は昭和20年よ。」
譲 「何バカな事言ってるんだよ。そんなわけないだろ・・・」
譲 「何だよ、これ?」
静江「空襲警報じゃない!!早く避難するのよ!!」
譲 僕はこれで実感した。本当に昭和20年。太平洋戦争の真っ只中に来てしまったのだと。これをタイムスリップと言うのだろうか。人が目の前でバタバタと死んでいった。虫けらのように・・・・
僕は初めて知りました。人は簡単に死ぬんだ。しかも一瞬で・・・・
静江「じきに終わるわよ、姉さん。お兄さん達が日本を救ってくれるわ。きっと。」
富子「そうね。・・・あなた、ご両親は?」
譲 「・・小さい時に離婚して母に引き取られました。父はたぶん俺達の事なんて忘れてると思うし。」
富子「どこの世界に我が子を忘れる親がいるのよ!色々照れくさくて話しづらい事もあるでしょう。だから、手紙を書きなさいよ。言いづらい事、顔を見て話しづらい事を文字にして手紙にするの。」
静江「ねぇ、未来の日本は楽しい?」
譲 「食べたい物はすぐに手に入るし、携帯のメールって機能があるから手紙も書く必要ないんだ。」
静江「未来の日本は何でも簡単に出来るんだね。・・生きていくのも簡単なんだろうな・・・」 〜
譲 「え?」
静江「私達は明日どうなっているのかわからない。一日一日生きていくのが精一杯。いいな、未来の人は好きな人とずっと一緒にいられるのね。私も、そんな時代に生まれたかったな・・・」
譲 「・・・・」
富子「いえ、この人は違うんですよ。」
兵士「黙れ!!かばうと貴様も同罪だぞ。」