
今回のゲストは、FREE(S)レッスンでの講師、
FREE(S)プロデュース公演の脚本・演出、
そして自らも、映画・ドラマ・舞台などでも俳優として、
マルチな才能を開花させて活躍されている
株式会社 Y・M・O所属タレントの下出丞一さんです。
FREE(S)プロデュース公演の脚本・演出、
そして自らも、映画・ドラマ・舞台などでも俳優として、
マルチな才能を開花させて活躍されている
株式会社 Y・M・O所属タレントの下出丞一さんです。
下出さんは、もともと役者であられるのですが、最近では脚本も手がけるようになった経緯を教えてただけますか?
きっかけは演技を教える立場になってからなんですが、生徒たちに、「お客さんの前に出る場が欲しい!」という意見がすごく多かったからなんです。ホントにもう、本(脚本)を書くなんてことは全く考えてなかったのに、
「どうしてもやりたい!」
「そういう場を何とか作ってほしい!」
「レッスンだけじゃイヤだ!」
「学んだものを出してみたい!」
っていう、あの子たちの“目”に動かされたというか、元々書くつもりなんか全然なかったし、演技を教えてる時もそんな事は全く考えてなかったんです。それで、教えるようになってからは、演技を教えるって楽しいなとは思ったんですけど、それを本にして作品にしようなんてことは微塵にも考えた事はなかったんです。
教えててあの子たちが可愛くて可愛くてしょうがなくって、そういう子たちから「先生、どうか本を自分たちの為に何か書いてほしい!」「そういう場を、チャンスを与えてほしい!」っていう熱意に動かされたことがきっかけですね。
(脚本を)書こうと思って簡単に書けるものではないと思うんですが・・・
最初は、書けないかなと思ってたんですけど、やろうと決めたらすぐ行動に移すというタイプなので・・・僕は、企画を立てる前にまず行動しちゃう方だったんで、「やりたいです!」って言われて、「じゃあ、やろう!」って、約束した以上、「じゃあ、8月だ!」って、劇場を押さえてしまったんです。(笑)
お金も納めてしまったから、もうやらざるをえないという、いつもそんな人生ですね。(笑)
お金も納めてしまったから、もうやらざるをえないという、いつもそんな人生ですね。(笑)
その時、ありものの脚本などを使おうとは、思わなかったんですか?
いや、特に思いつかなかったですね。
では、ある意味ぶっつけ本番で書き始めたという?
いつも、そうなんですよ。(笑)演技を始めた頃もそうで、色んなことを学んだり教えてもらうんですけど、結局それがあまり理解出来ないまま終わっちゃってて、だったら舞台でもスクリーンでも何でも出て行ったほうが、レッスンに結びつくというか・・・
勉強もせず、何もせず、ただ自分の言いたいこと伝えたいことを、文章にして、ストーリーにして出して、それで、あの8月の舞台(Trinity)が終わったあと、すぐに本を買って色々と読んでみると、「この部分のわからなかったことって、こういうことだったんだ。」って、理解出来たんです。だから、最初に本を買ったりしてやってたら、そこには締めつけがあって、自分の書きたいこと、言いたいことも結局は書けなかったんじゃないかなって思うんですよね。
でも、どれが正攻法かはわからないですけど、取りあえず自分のやり方は、いつもそんな感じですね
毎回、FREE(S)プロデュース公演では、脚本・演出・キャストという三役をこなして大変だと思うのですが、難しい点を教えていただけますか?
役者をやるということは、ホントにもう、ずっとやり続けていきたいんです。

もし、ラッキーなことで監督業や舞台の演出や脚本のほうで食べられるようになったとしても、役者は一生やめるつもりはないんですね。こんなにも自分を表現する場は他にないなとずっと思ってるんで・・・
それで、一番難しいのは、第一回目の『Trinity』という作品を書いていた時に(自分の出番を)わざと最後の10分だけ出るように構成したんですよ。その時は、自分のシーンを演じながらそれを見ているっていうのがどうしても出来ないと思って・・・自分が最初から出ないようにずっと書いてたんですね。(笑)でも、自分も演技がしたいから、じゃあ、どうしようか?ってことになって、役者として信頼のある(浅川)クミさんと二人だけのシーンだったら、掛け合いもすぐに出来るかなと思ってそうしたんです。
でも、僕のお客さんは、僕が出るのを見たいという、あれじゃあちょっと不満という意見が多かったのと、自分もやっぱり消化不良だったんですね。最後にちょこっと出るだけでは、キャストでやった感があまりないなという感じだったので、その反省もふまえて第二回目の『Dream』では、稽古では、自分の役に誰か代役を立てて、それを見るっていう方法もあるんだなって気づいたんです。
それで、代役であの子たちにやらせてみたら、前回は小川大悟という人間が、すばらしく良い部分があったので、それならばということで、僕の役をダブルキャストでやらせたら、彼にも勉強にもなったし、自分も勉強になったので、前回は、それが一番良い部分が出たなと思ってます。
今回、三回目になってくると、ある程度、良い意味で余裕とゆとりが出て来たので、今では、演出と脚本をやることに対して、だんだん消化不良もなく、キャストとしても充実感が出てきました。

もし、ラッキーなことで監督業や舞台の演出や脚本のほうで食べられるようになったとしても、役者は一生やめるつもりはないんですね。こんなにも自分を表現する場は他にないなとずっと思ってるんで・・・
それで、一番難しいのは、第一回目の『Trinity』という作品を書いていた時に(自分の出番を)わざと最後の10分だけ出るように構成したんですよ。その時は、自分のシーンを演じながらそれを見ているっていうのがどうしても出来ないと思って・・・自分が最初から出ないようにずっと書いてたんですね。(笑)でも、自分も演技がしたいから、じゃあ、どうしようか?ってことになって、役者として信頼のある(浅川)クミさんと二人だけのシーンだったら、掛け合いもすぐに出来るかなと思ってそうしたんです。
でも、僕のお客さんは、僕が出るのを見たいという、あれじゃあちょっと不満という意見が多かったのと、自分もやっぱり消化不良だったんですね。最後にちょこっと出るだけでは、キャストでやった感があまりないなという感じだったので、その反省もふまえて第二回目の『Dream』では、稽古では、自分の役に誰か代役を立てて、それを見るっていう方法もあるんだなって気づいたんです。
それで、代役であの子たちにやらせてみたら、前回は小川大悟という人間が、すばらしく良い部分があったので、それならばということで、僕の役をダブルキャストでやらせたら、彼にも勉強にもなったし、自分も勉強になったので、前回は、それが一番良い部分が出たなと思ってます。
今回、三回目になってくると、ある程度、良い意味で余裕とゆとりが出て来たので、今では、演出と脚本をやることに対して、だんだん消化不良もなく、キャストとしても充実感が出てきました。
戦争をテーマとする作品を作る上での難しさは、どんなところでしょうか?
一番難しいのは、すごく制限があるということですね。
オリジナルの作品であれば、ある意味自分が書きたいことを自由にドンドン、ドンドン書けば良いんですけど、前回の『Trinity』も戦争がテーマなんですけど、ちょっとこう、現実とかけ離れている夢の世界が多かったんで、そこまで制限はなかったんですが、今回のように本気で戦争に向き合う作品になってくると、時代背景だとか、言葉使い、姿勢、敬礼の仕方、そういったものの制限がもう多くて、それが一番難しいところではありますね。
オリジナルの作品であれば、ある意味自分が書きたいことを自由にドンドン、ドンドン書けば良いんですけど、前回の『Trinity』も戦争がテーマなんですけど、ちょっとこう、現実とかけ離れている夢の世界が多かったんで、そこまで制限はなかったんですが、今回のように本気で戦争に向き合う作品になってくると、時代背景だとか、言葉使い、姿勢、敬礼の仕方、そういったものの制限がもう多くて、それが一番難しいところではありますね。
それはどうやって調べたんですか?
今回は、色んな文献を読んだりするとか、あとは実際、今回の舞台となった茨城県の百里原基地まで行って来たんですが、実際の百里原基地は、すでになくなっていて、今では、航空自衛隊がある百里基地という名前に変わっているんです。その場所で、「百里原基地ってどこにあるんですか?」と尋ねても、わからないという人が多かったんです。やっぱり基地の人達っていうのは、地方からそこに集められているので、その土地の時代背景なんかを知らないで生活しているという。現在、百里基地で働いている人達ですら、自分がいる基地で、昔、どういう過去があったということを知らない人が多くて悲しいなってすごく思いました。
実際に行ってみると色々と発見があったということですね。
実際、その百里基地に行って、そういう方たちに話を伺って、それを現代に置き換えてみたり、台詞に入れてみたりしました。“百里原基地跡”っていう場所があるんですけども、そこは今では、一般の方に売り払われていて、もう軍のものではないんですね。それで、その土地に今、住んでらっしゃるTさんという方にも取材をしたんですが、戦争の話になると涙ながらに話して下さったり、資料的なものを貸していただいたりしました。百里原基地資料館の館長さんからも、当時の大きい地図をいただいて説明を受けたり、特攻隊員たちが出発前に拝んでいたという百里神社に行って、当時のまま残っているブロックの扉だとかを見ているだけで、それはしゃべらないんですけど、何か伝わってくるものを感じたので、そういうことを台詞に起こしたりしました。 演出の部分で、一番苦労したことは何ですか?
特攻のシーンを演出することが、特に苦労しました。やっぱり、映画のようにお金をかけられれば、ゼロ戦一機も復元出来ると思うんですが、ある予算内で煮詰めて出来るかということが、一番苦労しました
少しプライベートなことをお訊きしたいんですが、マイブームってありますか?
素麺の食べ方ですかね。(笑)今年の夏は、色んな種類の素麺を食べてるんですよ。というのも、舞台が始まると、寝ていてもハッと途中で何かを思いついたりすることが多くて、あんまり眠れなくて、起きるとお腹が空いて食べなきゃいけなくなるんで、それには素麺が胃に入りやすいという(笑)
つゆや薬味にもこだわって、それはそれは、色々な種類を試しましたよ。(笑)
何か嫌いなものってありますか?
嫌いな物ですか?・・・
嫌いというか、狭いところは結構苦手で、歩道も狭いと苦手なので、そういった場所では、いつも車道を歩いてます。(笑)
嫌いというか、狭いところは結構苦手で、歩道も狭いと苦手なので、そういった場所では、いつも車道を歩いてます。(笑)
何か特技はありますか?
武道に関して、剣道初段、柔道初段という厳格な物しか、特技的なものってないですね。つまんない答えですかね。でも、殺陣には応用が利いていますね。
最後に、将来の夢ってありますか?
ハリウッドに行ってみたい!(笑)今後は、映像を撮ってみたいんです。まだ、構想段階なんですが、ある有名な俳優さんと、先日、話してたことなんですが、僕達の演技レッスンにも絡んでいきたいと言っていただいていて、それで、きちっと本にして作っていこうということになって、僕達は「役者を育てるんじゃなくて、一人の人間を育てるという場を作っていこうよ。」という話にもなっていて、メンタルな部分では、今、弱い子たちがすごく多いから、「信念を貫く」という今回の舞台の台詞じゃないですけど、そういったところを作っていこうよという、演劇を通して人間を育てていきたいな、いけたらいいなということが、今、一番やりたいことですね。
我がFREE(S)では、この方にほとんどを依存していると言っても過言ではないくらい
下出さんには、お世話になっております。
プロデュース公演も回を重ねるごとに、どんどん進化していってるなと実感しています。
満員御礼で大盛況だった舞台『Letter』では、市川正雄(大尉)役としても、
お客様の涙を誘う熱演が好評でした。
下出さんには、お世話になっております。
プロデュース公演も回を重ねるごとに、どんどん進化していってるなと実感しています。
満員御礼で大盛況だった舞台『Letter』では、市川正雄(大尉)役としても、
お客様の涙を誘う熱演が好評でした。
下出丞一さんのプロフィールは、コチラ>>


